2018年3月10日(土)~11日(日)のコンサルティング終了

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今週のコンサルティングが終わった。
今回のコンサル生は現役の医師である30代の男性トレーダー、都内在住のKさん。

どちらかというとトレーダーっていうのはアンダーグラウンドなイメージが付きまとう。俺自身を含めて、世間からはみ出した者が『これしか生きる道がない』っていう思いで始める職業だと思っていた。水商売とかギャンブルって言われても言い過ぎではない。もちろん、相場でメシを食っていくってのは大変なイバラ道を進むことになるので、生半可な素人は半年もしないうちに退場を余儀なくされる。

コンサル前にLINE電話で話した時、高学歴で立派な病院に勤めているホワイトカラーなKさんは、医者を辞めてでも専業トレーダーになりたい!と言っていた。もちろん医師が投資をやることに疑問はない。実際にKさんは不動産投資で既に成果を上げていた。

でもFXは投資(Investment)ではなく、投機(Speculation)だ。投機とは圧倒的な勝者が根こそぎを持っていく世界であり、平均的なレベルで満足する者は必ず淘汰される。そして何の保証もない。本当に大丈夫なのか?としっかり念を押して確認しておいた。

敢えてストレートな表現で言うと、バカは投機で生き残れない。特にエントリーは記憶力がモノを言うので、頭が良いことに越したことはない。そういう意味においてKさんはとても期待できるとも言える。しかし、ここに落とし穴がある。高学歴で、社会的信用度の高い仕事をしているからこそ、多少なりともプライドがあるはず。

そのプライドがトレードにおいてはマイナスに作用することがある。今までKさんが学んだトレードの知識と俺のトレード手法は恐らく全くの別物であり、Kさんにとっては違和感を覚えるかもしれない。そしてプライドが邪魔して違和感を受け入れることができない可能性がある。

初日のランチは近所のCAFEで。

たまに頭が悪く、安っぽいプライドを捨てきれないヘタレもいるが、Kさんのプライドは本物だと思う。でも、違和感のあるものを受け入れる準備だけはしておいてくれと、コンサル前に伝えておいた。そして今まで学んだFXの知識を全て捨てて、乾いたスポンジのような状態でケアンズに来てくれと言っておいた。

Kさんは職業柄、失敗が許されない状況で仕事をしており、自分自身を完璧主義な性格だと言っていた。完璧主義な人は嫌いではない。俺もそれに近い性格だから。でも、どんなに完璧にトレードを実行しても結果が成功するとは限らないのが相場だ。正確に、完璧にこなしても失敗することがあるという現実を受け入れる【心理的余裕】がなければ、相場では精神的に追い込まれてしまう。

人事を尽くして天命を待つ

全力を尽くしたらどんな結果であろうと受け入れるしかない。

相場に夢を見たり、期待することなく、目の前の現実を受け入れることができるかどうかだ。

Kさんは過去にFX教材を購入したり、トレード塾に参加した経験があるという。おそらく何冊かの投資本を読んで自分なりに勉強をしてきたはず。それなりの知識があるだろうから決してド素人とは言わない。ただし、FX教材やトレード塾では勝てなかったワケだ。

勝率60%で損益比率2倍という謳い文句の教材。理論的にその通りにトレードすれば勝てるはず。

高勝率を謳う教材を批判するつもりはないが、その売買手法の勝率を素人が再現できるだろうか。勝率ばかりが強調され、損益比率や破産確率については一切触れられていない。とくに高勝率系のスキャルピングで結果を出すためには動物的な勘や短期的な運の影響をかなり受ける。またプロであってもその高勝率を維持するのは大変なことだ。

これってさ、トレードの大基本である損小利大には収束しないんだよな。高勝率を求め過ぎることの弊害として、利幅が小さくなり、損切りを遅らせる傾向がある。つまり、高勝率を求めると損小利小損大利小のトレードになってしまうのだ。ましてや集中力が危うい深夜にスキャルピングして、本当にまともな精神状態を維持できるだろうか?俺の経験上、かなり疑問を感じる。

そしてまさに、Kさんは教材のルール通りにトレードしても成績が改善しないことにイラつき、損切ができなくなって損大利小のトレードになっていた。完璧主義だからこそ、思わしくない結果を受け入れることができなかったのだろう。

こういう悩みを持つトレーダーは、まず勝率よりも損益比率を改善しなければならない。簡単に言うと勝率が下がることを覚悟してバシバシ小さく損切りし、チキンにならず利を伸ばすしかない。直近の損切りの穴埋めをする為の利食いを拒否しなければならない。

例えば、下記のような理論的確率の売買手法があるとする。

※ R=理論(売買ルール)上の損切幅

平均損切幅 R
平均利益幅 2R
勝率80%

この手法で100回トレードすると、

(2R×80)-(R×20)= +140R

となり、確かにこの手法の理論通りにトレードすればトータル収支はプラスになるはず。立派な売買手法だな。

しかし、本当にこの勝率を再現できるだろうか?高勝率を再現できず、ブチ切れてルールを無視してポチポチエントリーしまくったり、損切りをしなかったり、チキン利食いをしてないか?そうするとこういう結果になってくるはずだ。

平均損切幅 2R
平均利益幅 0.5R
勝率50%

これで100回トレードすると、

(0.5R×50)-(2R×50)= -75R

いいか、大事なことを言うぞ!

トレードの売買手法の理論的確率っていうのは、実際のトレード(経験的確率)では再現できない。なぜなら俺達は人間だから感情の影響を受けるためだ。サイコロゲームのように大数の法則が機能して経験的確率が理論的確率に収束するという単純なものではない。

2日目の検証の様子

俺もトレード中に感情を殺せとよく言うが、実際のところ俺だって完璧に感情を殺してマシンになり切れてはいない。また体調が悪くてトレードできないことがあるし、家族の用事でチャートを見れない時もある。だから売買手法の理論的確率は必ずダウングレードするものなのだ。つまり、理論的確率の期待値が圧倒的に高くなければ、実際のトレード結果を改善することができないということだ。

検証では好成績なのに、実際にトレードさせると全然勝てないトレーダーが多くいる。彼らが勝てない主な理由は、感情の影響を受けてルール通りにトレードを実行できないことだ。

だから理論的確率が

平均損切幅 R
平均利益幅 30R
勝率50%

の売買手法であっても実際のトレード(経験的確率)では

平均損切幅 R
平均利益幅 15R
勝率20%

なんてことが普通にあり得る。
これで100回トレードした経験的確率が上記のようになっても、

(15R×20)-(R×80)= +220R

という結果となり、売買ルールの理論的な期待値に届かなくともトータル収支は大幅なプラスとなる。

バルサラの破産確率

だからトレードで勝ちたいのであれば、勝率と損益比率そして破産確率という3つの確率を理解しておかなければならない。もちろん勝率は高い方が良い。しかし、勝率よりも損益比率を改善したほうがトレードの期待値は上がりやすい。この現実を理解し受け入れ、素直に実行できるコンサル生が成績を伸ばしている。

だから、

確実を求めるな!
確率を理解しろ!
上手くやろうとするな!
失敗を受け入れろ!
損失を受け入れろ!

常に正しい判断を下すことだけに集中すれば良い
正しい判断とは利食うことだけではない
損切りを小さく抑えることも正しい判断である

と、何度もこのブログで書いてきた。

だけどな、ワンショットごとのトレードで確率を体感することはできない。あくまで確率はトータルのまとまった成績から弾き出すもの。毎回毎回のトレード結果で一喜一憂するなんてクソだし、それでトレーダーの実力や売買手法の良し悪しを評価することなどできない。

だからトレードっていうのは感情の波を極力抑えながら、淡々とこなしていくしかない。言葉で説明するのは簡単だ。『そのくらい分かってますよ、理解しています。』って答える者はたくさんいる。でも実際に『常に正しい判断を下し、実行できる』トレーダーはごく僅かしかいない。

あんたの周りにもいないか?

トレードの能書きだけは立派で、ネット上でたくさんのカスタムインジケータとかトレーディングツールを拾ってMT4で使いこなすことだけは上手な奴。相場の専門用語や知識だけは良く知っていて、知っている知識を何でもかんでも口にするうっとうしい奴。こういう奴ほど実際にトレードさせると全くと言っていいほど勝てない。彼らは自分のメンタルの弱さをトレーディングツールが解消してくれると思い込んでいる。トレーディングツールを使いこなすことが勝ち組トレーダーの条件だと勘違いしている。

そして自分の思った通りの結果が得られない場合、それは売買手法やトレーディングツールが悪いと言い訳するかもしれない。もしくは自分は他のトレーダーより運が悪いとか、才能がないとか、不公平に扱われていると勘違いしている。売買ルール通りにトレードを実行することができない自分自身のメンタルの問題から目を背けている、または残念ながら自分自身のメンタルの問題に気づくことができないのだ。

カワイソウダネ(-。-)y-゜゜゜

俺が考える腕の良いトレーダーとは、どれほど損切りを喰らってもビビることなくエントリーし、チキン利食いをすることなく売買ルールに対して忠実にトレードできる者。もし俺の会社でトレーダーを雇うなら、こういう人になる。なかなかいないけどな。

トレードで成功する為のセンターピンは、確率思考心理学(大衆心理・メンタルコントロール)を理解して実行できるようになること。相場の専門知識やトレーディングツールは両サイドのピンに過ぎない。ぜひ勘違いしないでくれ。

本質を見抜き、センターピンを狙え!

また複数の商材を買ってきた人は、それぞれの手法を混ぜて取引してはいけない。例えば一人のある医師が、産婦人科や小児科、泌尿器科、心臓外科、耳鼻科、内科、脳外科まで幅広く対応します!と言っていたらどう思うだろうか?

Kさんは、

『やぶ医者ですね。』

と答えていた。俺もそう思うんだ。トレード技術を極める為にたくさんのトレード手法を覚える必要はない。たったひとつでも良いので、誰よりも深くひとつの手法に精通することが重要な鍵となる。

まさに一点集中の極意、FOCUSだ。

Follow
One
Course
Until
Successful

成功するまで一つの道に従え!

株もやります!
仮想通貨もやります!
為替もやります!
先物もやります!

っていうトレーダーは結局、何ひとつ極めていない。

難しいって頭をひねっていた!

過去チャートでエントリーを理解できないと実戦で通用しない

Kさん、アナタには可愛いお子さんがいて、大切な奥さんがいる。家族を守るのは男の義務だと思うが、そういう意味でアナタはきっちり責任を果たしている。その上で医療業界に対してエンジェル投資したい!という崇高な目標を持っている。自分のエゴの為に金を稼ぎたいという奴は腐るほど見てきたが、Kさんのように自分以外の為に、社会の為に金を稼ぎたいというトレーダーに初めて出会った。

『得』を求めるのではなく、社会に『徳』を与えるという考えを持つ人を俺は基本的に尊敬している。

医者を辞めて専業トレーダーになるという考えには言及しないが、アナタのような方がトレーダーとして成功されることを切に願う。厳しい道になると思うが、頑張ってください。

俺はいつでもアナタをフォローする準備ができている。
あとはアナタがやるかやらないかだ。

じゃ、コンサルも終わったし、何か美味いものでも食いに行こう!

プライベート以外で初めてコンサル生を連れてきたレストラン。前菜のホタテ。

前菜のマグロ

サーモン。3種類の前菜だった。

ポーク

口直し

メインの和牛 Eye fillet 💗

デザート

食事中は楽しい会話だった。自分が知らない世界で生きる人との接触は非常に面白い。想像以上の野心家だったので更に興味が湧いた。

Kさん、またお会いしましょう!

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