2019年7月27日(土)~28日(日)のコンサルティング終了 2019.07.28 とりあえずブログランキングのクリックをよろしく! 今週のコンサルティングが終わった。 今回のコンサル生は、東京都在住の会社員、Kくん(37)。衛星から送られてくるデータを解析して国に納品するという非常に特殊な職業のKくんは、まぁ言ってみればオタク系(!)なのかな。エクセルを使い倒して分析するのが大好きだと言う。FXは2018年1月から始めたそうだが、そのときもエクセルを使って相場の値動きを分析し、インジケーターの適切なパラメータ(?)を探って自分自身でスイングトレードの売買ルールを構築した。 俺から言わせればインジケーターのパラメータをいじくり倒すことくらい無駄なことはないのだが、素人にはその意味が分かるはずがない。で、自分で構築した売買ルールで2018年の1年間低Lotsで運用してみると、年間+3,992pipsの利幅を抜き取った。ここまでは立派な話。相場のド素人が特に大相場でもなかった2018年に4,000pips近い利幅を抜き取るのは大したもの。決してビギナーズラックとは思えない。 気を良くして2019年からは日本のノミ業者でロットを10万通貨(1Lot)に上げて取引してみるとボロボロに負け倒し、あっという間に100万円の損失を出してしまい、ビビってトレードができなくなってしまった。実は2018年1月にFXをスタートした時から俺のブログに興味を持ってくれていたそうで、最初は素人だから自分でやってみようと思っていたそうだ。でも相場の洗礼を受けて、今までの自分のトレードスタイルでは歯が立たないことを受け入れて俺のコンサルを申し込んできたそうな。 Kくんが構築した売買手法は、 2018年の勝率 56% 平均利幅 +100pips 平均損切幅 -50pips 損益比率 2:1 というものだった。 詳しいことは分からないが、理論的には悪くない手法に思える。あくまで理論的には・・・。だが、マイナス50pipsの損切り幅が気になる。低ロットならまだしも、ロットを上げた時の含み損や損切り額にメンタル的に影響はないのか?と尋ねてみると、『めちゃくちゃありました😢』とKくんは応えた。 一貫した売買ルールがあって低ロットで運用できても、ロットを上げると過剰なプレッシャーが掛かれば雑念に襲われてまともにトレードができなくなる。今の俺のロット数でマイナス50pipsの含み損を抱えると相当メンタルがやられると思う。トレードで勝つためには売買ルールだけでなく、メンタルの影響を考慮しなくてはならない。大きな含み損や大きな損切りはメンタルに来る!損は小さい方が良い。 プロのエントリーポイントと素人のエントリーポイントの違いをどうしても知りたくて、またどうすれば損益比率を改善できるのかを知りたくて、Kくんはケアンズの俺に会いにきた。Kくんのひとつのことに没頭できる集中力やちょっとオタクな雰囲気は俺は嫌いではない。むしろトレーダーに向いているかも!とさえ思った。 ただ彼は素人であるがゆえにインジのパラに没頭するという、努力のベクトルの向きを間違えた。コンサルの初日はインジケーターにベクトルを向けたトレードでは勝ちきれない理由を説明し、大衆心理にベクトルを向けたトレードを説明した。そして彼が一番知りたかった[プロのエントリーポイント]っていうものを教えた。 プロのエントリーポイントを一言でいうと、 素人ではビビってエントリーできないところ! となる。素人は精神的に楽なエントリーを好む。つまり大勢が買っている時に買い、大勢が売っている時に売るっていうエントリーだ。素人は相場の定石と言われるような話を好む。 例えば、 トレンドのあるところを狙いましょう! FXならNY時間でトレードしましょう! ボラのない東京時間はトレードしてはいけません のような話だ。俺はこれらすべてを全否定する。非常識な結果は常識的な思考からは生まれない。大勢が常識とか定石と思い込んでいることを理解し、その裏をかく非常識な思考が必要だ。もしかすると俺の相場観(非常識な思考)は大勢からすると狂っていると思われるかもしれないが、よくよく考えてみれば当たり前のことをしているだけ。原理原則だけは決して踏み外さない。 ローソク足から大衆心理を読み解く術を身に着けたら、 トレンドのあるところを狙いましょう! FXならNY時間でトレードしましょう! ボラのない東京時間はトレードしてはいけません という考え方こそ、原理原則を踏み外している。あん?、言ってる意味が分かんないか?気にするな、オマエの頭じゃ理解できないだけだ。他人の考えることを考える!っていう駆け引きができない奴は相場のカモになるだけ。身ぐるみ剥がされてスッテンテンになりゃぁいい。名もなき者が名もなきまま死んでいくだけ。それも人生だ(笑) でもまぁ、ド素人のアンタにひとつだけ教えてあげる。 大衆心理を読み解く秘訣は、 含み益を出したトレーダーは利食いを考えている。 これを理解することだ。 コンサル初日のディナーは行きつけの台湾料理レストラン ここの炒飯が美味いんだ! 味付けの濃い麻婆豆腐はビールに合う! 新感覚のエビ料理、これも大好物! コンサル初日のランチの時、Kくんに俺はこういった。 労働収入には限界がある。 ビジネス収入にシフトチェンジしなければ富を得られない。 会社員のKくんは最近になってそのことに気が付いたという。俺は大学生の時に気が付いた。高校を卒業して実家を出て横浜の大学に進学した。とは言っても夜間コースへの進学だったから、昼間はトラック運転手のアルバイトをして生活費と学費を稼いだ。朝から夕方まで汗だくになって働いた。確かあの時のバイトは日給8,000円だったかな。全くもって貧乏な暮らしだった。給料をもらって家賃と光熱費を払ったら、幾らも残りはしない。まだまだ知恵がない小僧だったから肉体労働くらいしか金を稼ぐ術を思いつかなかった。でもどんなに頑張って働いたって暮らしは変わらない。 働けど働けどなお、我が暮らし楽にならざり –石川啄木– まさにこんな心境だった。 たとえ高い時給とか、高い日給とか、高い月収、高い年収とはいえ、他人に自分の時間を売っている以上、その労働収入には限界がある。一日は24時間だし、一年は365日。時間には上限があるので、労働時間を他人に売って得る所得には上限があって当たり前。しかも、その労働収入は他人にコントロールされている。『明日から来なくていいよ!』って雇用主に言われた瞬間に収入の道が閉ざされる。 労働収入の道を選んだアンタに、今ハッキリ言ってやる。 アンタ、考えることを諦めたね。 何も考えてないとは言わない。でも俺がいう『考える』っていうのは、アンタが思う『考える』とは違う。例えばどっかの名のある企業に就職したとしよう。新人研修のマニュアルが既に用意されていて、その会社には当たり前のようにお客様がいる。何をすればいいか上司に尋ねると、やるべきことを指示してくれる。深く考えなくても誰かが教えてくれる。仕事とは、社会とは、そういうもんだと思い込んでしまう。 反対に、起業してビジネス収入の道を選んだ者はこう考える。 どうやって自分のビジネスの存在を世間に知ってもらおうか どうやって集客しようか どうやって優秀な人材を確保しようか どうやって新入社員を育てていこうか どうすればもっと売上が増えるのか どこにどれだけ投資すればどれだけのリターンを得られるのか 明らかに労働収入の道を選んだ者とは考える視点が違う。深く深く、脳味噌が千切れるくらい考えなければならない。更にビジネス収入には大きく分けて2つの道がある。 それは、 ビジネスオーナー(会社経営者)になる 投資家になる どちらも時間を売るのではなく、成果を金に換えるものだ。これがビジネス収入の道だ。だがビジネス収入には大きな落とし穴がある。不安定なんだ。その不安定さに耐えられないから多くの人は安定感のある労働収入の道に走ってしまう。俺も社会に出た時は自分の時間を売って労働収入を得ていた。そこから少しだけ学び、成果報酬型の営業職に転身した。若干の軍資金を貯めた後に起業してビジネス収入の道にシフトチェンジし、更にFXトレーダーとなった。 コンサル2日目の過去検証の様子 表面的に安定感のある労働収入と、表面的に不安定なビジネス収入。 いったいどちらのほうがリスキーだろうか? このどちらも経験した上で、俺なりの考えを述べてみる。 圧倒的に労働収入のほうがリスキーである。 先にも述べたように、労働収入は他人にコントロールされている。更に上限のある時間を金に換えるという収入システムだから、自分が幾ら頑張ったところで労働収入には上限がある。当たり前だ。労働ストライキを起こす奴らは頭が狂っている。そもそも労働収入には上限があるのだから、いくらブー垂れてストライキを起こしたって無駄なんだ。就職の道を選んだ時点で勝負が決まっている。 反対に、ビジネス収入は自分でコントロールできる所得だ。知恵を絞って新たなビジネスを生み出し、大きな利益を上げることが可能だ。そこには上限がない。FXなんてまさにそう、天井(上限)がない世界だ。あくまで腕があればの話だが(^^;)。そして税金の兼ね合いをみて、自分の会社からの給与所得や役員報酬額を自分で決めることができる。 まさに自分の所得を自分でコントロールできるのがビジネス収入ってワケだ。でもね、起業とかトレーダーになるっていうのは、人生においてかなりの荒行となる。言葉にできない強いストレスと闘わなければならない。そのストレスから逃げて、考えることを諦めた者が次々と脱落していく。 他人にコントロールされる労働収入の道(サラリーマン社会)を地獄と言うかもしれないが、ビジネス収入は地獄と紙一重の世界。どっちを選んでも地獄が待ってるなら、深く深く考えて自分の実力次第で青天井な世界が広がる可能性のあるビジネス収入の道のほうが自分の人生をBETするに値しないか!日本だけだぞ、会社が安定した人生を社員に約束するのは!日本を出たら、できない社員は即クビだからな! でももう、日本の終身雇用制度は終わりを告げた。皆も知っている通り、経団連の会長やトヨタの社長まで45歳定年制をぶち上げた。今の俺は46歳だから、下手をしたら俺の同級生の何人かは会社から早期退職という事実上のクビを宣告されているかもしれない。 もう企業は労働収入の安定感を約束しなくなった。労働収入の唯一のメリットであった安定感が失われた。生活費を稼ぐ!っていうチッコイ考え方をしてるから安易に労働収入の道に進んでしまう。思考を停止させ、夢を見ることを諦め、食べて行くことだけが人生の目標だなんて悲しすぎると思わないか! もっと上を目指せ! 今の時代を生き抜くなら ITツールを使い倒せ! インターネットを利用しろ! 自分で何もかもやる必要はない。 その道のプロに外注しろ アウトソースを活用しろ! 金のために働くな! 自分のために金を働かせろ! 金を使って金を稼ぐ感覚を身につけろ! ビジネス収入の道で生きていく秘訣は、 とにかく考え続けること。 物理的な限界を超えるくらい学べ! おじさんでもいい、 大きな夢を追い続けろ! おじさんGREATですよ! 法律という大きな社会のルールを守りながら、 常識を疑い、常識を破り、非常識に生きろ! 縮こまらず、大胆に生きろ! 非常識な結果は非常識な思考から生まれる! 一回きりの人生だ、 暴れろ! 耐えろ! そしてストレスとプレッシャーに慣れて、 その親友になれ! ストレスこそ最高のご馳走だ! そんな風に笑って言えるくらいタフな人間になれ! 安易な道ではなく、最も困難な道を選べ。 どっちに転んだって地獄が待ってんだ。 だったら、当たればデカいほうを選べ! まぁ、こんなちんちくりんなブログでほざく俺も単なる小者でしかないが、しょせん俺はこんなもんだ。大きな会社とか大きな組織を作る実力なんてない。田舎のケアンズの片隅で、夫婦二人でちっこい会社を経営することくらいしかできない。そんな俺でも、まだまだFXでデッカイ勝負に出るぞ、見てろ! 一発殴られたら10発殴り返したるわぁ! 根性あるオッサンなんでヨロシクっ! おっとっと、今日は何故か脱線気味な記事を書いてるようだ(-_-)/~~~ピシー!ピシー! Kくん、労働収入の安定性を捨てきれないと言っていたが、 労働収入に潜むリスクを理解できただろうか? 職業柄、パソコン操作には慣れているようなので検証の手さばきは素晴らしかった。また予習として俺の配信する動画をたくさん見てくれていたお陰で、コンサル中は深く理解してくれたという手ごたえを感じた。実際、過去検証は上手かった。過去の止まっているチャートでも的確にエントリーポイントを理解していた。 筋は良いと思う。 後は君がやるかやらないか、 君次第だ。 君がやるなら、俺はフォローする準備ができている。 日本に戻ってから頑張れよ! では、コンサルが終わったことだし、何か美味いモンでも食いに行こう! マリーナ沿いのレストランで乾杯! マンゴー味のビール エビチリ たこサラダ カラマリ 石焼きステーキ デザート💗 デザート💗 カプチーノ 以下のページには、コンサルティング中に収録した動画を保存しています。 個別の認証パスワードを入力してご覧ください。 オンラインFXコンサルティング パスワードを入力 Tweet Share +1 Hatena Pocket RSS feedly Pin it FXパーソナルコンサルティング 2019年7月5日(金)のトレード 米国…前の記事 2019年7月8日(月)のトレード次の記事
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