為替市場を動かすことができるのは?

相場は売り手と買い手の存在で成り立っている。売買が成立した価格を記録したものがチャートだ。

もし仮にマーケット参加者全員が買い手だとしたら売買は成立しない。売買が成立するには必ず売り手と買い手の両方が存在しなければならない。これは永遠に変わらない相場の原理原則だ。

上昇トレンドってのは、より高い売り玉を買い手が取引している状態。反対に下降トレンドってのは、より安い買い玉を売り手が取引している状態。

ここまでの話は分かるかな。

そして、一日5兆米ドルと言われる為替市場を動かすことができるのは誰だ?数百万しか軍資金を持っていないアンタじゃ無理だぞ。太平洋に雫を一滴垂らすようなもんだ。

為替市場を動かすことができるのは、大口トレーダーだ。

大口トレーダーとは、投資銀行やヘッジファンド、一部の大物投資家、また為替介入をする各国中央銀行のような存在だ。

俺たち個人トレーダーは為替市場を動かすことなどできないのだから、大口トレーダーの動向を先読みしてついていくしかない。

もしアンタがレバレッジを効かせて1000万円分の注文を成立させようとするなら、1000万円分の反対玉が必要になる。このくらいの注文なら為替市場ではいつでも成立する。

だが大口トレーダーが1000億円分の注文を成立させようとするなら、1000億円分の反対玉が必要になる。大口トレーダーが有利な価格で注文を成立させるためには、同等量の反対玉をかき集めなきゃならない。つまり短期的に逆張りを撃たなければ大口トレーダーの注文は成立しない。

素人は上がっているときに買う。つまり短期的なトレンドの真っ最中を狙っている。そのほうが安心なんだろう。そして買った直後に下がって損切りか、ほんの少しで利益確定する。

だから損益比率が悪く、トータルで勝てない。

プロは短期的に下がっているときに買い、短期的に上がっているときに売る。素人では怖くて震えるような局面だろう。

これが俺のエントリーだ。プロと素人ではエントリーの質が全く違う。

平均損切り幅をマイナス8pips以下に抑え、高い損益比率を維持する俺の取引手法の秘訣はこの考え方にある。あくまで相場の需給関係を見て、他の大口トレーダーの思惑を察知してアクションを決定している。

小口トレーダーだろうが大口トレーダーだろうが、含み益を出したら考えることはひとつしかない。

決済だ。

俺は他のトレーダーの決済を利用してエントリーや利食いを見極めている。他のトレーダーの思惑はローソク足で分かる、インジケーターでは判断できない。

俺は短期的にトレンドではない場所を狙う。つまり値動きがあまりないとき、または値動き(ボラ)があってもトレンドができていないときを狙う。その時間帯こそが、東京時間や夕方のEU時間、ロンドン時間となる。

トレンドができたときは利食いを狙わなければならない。

コンサルティングで俺の取引手法の詳細を明かすたびにみんながビックリ仰天する。ため息をつく者もいる。今まで学んできたFXの知識とか常識とは全く異質だから。

勝てないトレーダーは自分目線でチャートを見ている。というか、インジケータばかり気にしている。俺は他人の目線でチャートを見るように心掛けている。

だが言われてみれば、当たり前のことをしているに過ぎないと思わないか?

なッ!

 

世の中には特別なインジケーターやサインツールってものが売られている。そういうもの全てが自分目線なんだ。相手があっての相場であって、相場は駆け引きだ。相手の目線でチャートを見るほうが相場で勝ちやすい。だから最小限のインジケーターがあれば十分だ。

この感覚はポーカーをやれば意味が分かる。自分のハンドの強弱しか考えないプレイヤーは勝てない。相手のハンドと思惑を見抜くことができれば勝ちやすい状態が生まれる。俺は高校まではずっと野球部だった。野球だってバッターとピッチャーの駆け引きがあったよ。

 

彼を知り、己を知れば、百戦殆からず。

彼を知らずして己を知れば、一勝一負す。

彼を知らず己を知らざれば、戦う毎に必ず殆し。

                孫子の兵法

関連記事

  1. まだまだだ!

  2. 勝負の世界

  3. 専業トレーダーの自由とは

  4. 取引手法の理論的確率を知るべき理由

  5. トレンドの正体

  6. ポジションがいつも裏目に!何故か損切りばかり引き寄せてしまう時の対処法…

  7. 日足がピアノの鍵盤になったら要注意

  8. その金の出処はどこなのか?

ARCHIVES

PICK UP

  1. FXパーソナルコンサルティング

  2. トレード成績

  3. トレード成績

  4. FXパーソナルコンサルティング

  5. トレード成績

NEWS POSTS