相場はなぜ動くのか?

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俺がFXコンサルタントを名乗るようになって、ちょうど丸2年になる。

今までに数十人のトレーダーと会ってきて、彼らが勝てなかった共通の理由が分かった。それは、相場はインジケーターのお陰で勝てると思っているんだ。勝つためには誰も知らない特別なインジケーターが必要だと思っている。ローソク足が見えなくなるほど複雑なインジケータを表示して、それが常勝トレーダーのあるべき姿だと勘違いしていた。

そして、

誰でも簡単に楽して稼げます!
驚異の高勝率、勝率99%!

って内容の教材を買いまくっていた。今の日本社会では時間がない人が多いから、『片手間で簡単に稼げる!』っていう言葉に弱いのかもしれない。

FXではトレンドがあるところを狙いなさい!
値動きが活発なNY時間にトレードしなさい!

日本で売られているFX本や教材にそう書いてあるから、
日本のFXトレーダーは深夜にトレードするようになった。

俺は、これらの話を全否定する。

まず、相場っていうのはインジケーターで動くものではない。人間の思惑で動いている。上がるか下がるかだけのものだけど、人間の欲と恐怖心が相場を動かしている。含み益を抱えたトレーダーは『利食いたい』っていう感情を持っているし、含み損を切ることができないヘタレトレーダーは、価格が戻ってくれることを祈っている。

日本のトレーダーだけじゃない。
ニューヨークのトレーダーも、
フロリダのトレーダーも、
ロンドンのトレーダーも、
シンガポールのトレーダーも、
香港のトレーダーも、
ケイマン諸島のトレーダーも、
ドバイのトレーダーも、
南アフリカのトレーダーも、
オーストラリアのトレーダーも、
みんな同じことを考えている。

サポート(下値支持線)があるってことは、売りよりも買いの勢いが強いってことだよな。つまり、ソコから買ったトレーダーがいるんだ。レジスタンス(上値抵抗線)があるってことは、買いよりも売りの勢いが強いってことだよな。つまり、ソコから売ったトレーダーがいるんだ。

トレンドがあるってことは、既に含み益を抱えたトレーダーが存在することを意味する。彼らが含み益を決済したらどうなるんだ?ポジションを持っていないヘタレトレーダーは、含み益を抱えたトレーダーが決済する場所で新規エントリーをしようとする。

『トレンドに乗りましょう!』っていう意味を完全に履き違えている。勝てないトレーダーは、【確実】にトレンドを形成している場所に優位性があると思っている。

トレンドの初動とは、トレンドではない。
レンジ相場だ。

そのレンジ相場が形成される時間帯が、俺が狙う時間帯だ。
トレンドができて含み益が伸び切ったときは、俺にとっては利食いとなる。

インジケーターっていうのは、チャートの終値を基準に作られるもの。完璧な未来予測はできない。ローソク足から得られる情報が最優先なんだ。

今のご時世で、日経新聞を見てトレードを実行する奴なんていないだろ?情報が遅すぎる。

でも俺から言わせれば、インジケーターやサインツールでトレードを実行するのも同じだ。遅すぎる。

如何にも知ったかぶりにファンダメンタルを語る者もいるが、奴らはトレードなんかやってない。どうせトレードしたって勝てない。

何度も書くが、トレンドがあるってことは、既に含み益を抱えたトレーダーが存在することを意味する。彼らが含み益を決済したらどうなるんだ?相場はインジケーターで動くものではなく、人間の思惑で動いている。

上昇トレンドっていうのは、新規の買い注文だけで動いているのではない。売りポジションの決済による買いだってある。

反対に、下降トレンドっていうのは、新規の売り注文だけで動いているのではない。買いポジションの決済による売りだってある。

つまり、短期的にトレンドに見えていても、それは既に含み益を出したトレーダーの決済による値動きの可能性もある。むしろ、その可能性の方が高い。

例えば、1時間足でキレイな上昇トレンドを形成していたとする。でもそれは、数週間続いた日足レベルの下降トレンドのリバウンドである可能性がある。

また実例として、2016年1月には日足が強烈な下降トレンドを形成していた。あれは2012年10月から始まった第2次安倍政権のアベノミクスによって、約3年間続いた月足レベルの上昇トレンドが崩れて暴落したものだった。

買いには、
新規の買い決済による買いがある。

売りには、
新規の売り決済による売りがある。

その両方の可能性をいつも警戒しておかなければならない。

勝てないトレーダーっていうのは、相場が動く要因は新規注文だと思い込んでいる。彼らは物事の二面性に注意を払うべきだね。

上がるかな?
下がるかな?

を考える前に、既に含み益を抱えたトレーダーが決済してくるかどうか?
それを考えてみてはどうだろうか。

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