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今日の記事は、今ノッているトレーダーが読む必要はない。明確な売買ルールを持っているのに、いまいち成績不振で悩んでいるトレーダーに向けて書いてみる。
その前に、以前のBlogで『潜在意識は答えを求め続ける』ってことを書いた。
その記事をもう一度読み返しておいてくれ。
http://shairax.blog.jp/archives/7533949.html
ルールに合致するエントリーチャンスだと分かっているのに、何故かその相場から目を背けてしまうことがある。
綺麗なチャートの形をしていて、売買ルール的にも文句の付けようがないエントリーチャンスだ。でも何故か損切りになる様な予感がしてしまい、マウスをクリックできなくなってしまう。
また何故かこんな瞬間に急にトイレに行きたくなったり、携帯が鳴って思わず出てしまったり、急に眠気に襲われて集中力が切れたり、ソワソワしてキッチンにコーヒーを淹れに行ったり。
こうして躊躇してタイミングを逸してしまった相場は思惑方向へ大きく伸びてしまう。
『入っておけば良かったな』
と後悔し、自分への懺悔の念に駆られ、特に抵抗を感じないタイミングでエントリーして損切りしてしまう。
こんなことを繰り返し、利益チャンスをことごとく逃してしまい、数年前に50連敗したアホがいる。
何を隠そう、そのアホは、この俺様だ。
いつもの偉そうに嫌みったらしく人を小バカにした記事を書く、この俺が、過去に50連敗したんだ。
そして数百万円もの損失を出した。
何をやっても結果が裏目に出てしまい、闇黒の底無し沼にハマった気分だった。勝てる気がしなかったと言うより、含み益すら出る気がしなかった。
思い浮かぶのは損切りのイメージばかり。
よくポジティブシンキングって言うけど、気分がネガティブな時に不自然なほどポジティブな奴を見ると無性に気持ちが悪くなるし、イラつく。
ひと言でも上から目線でピーチクパーチク講釈なんぞ垂れやがったら、半殺しにしたくなる。
あん時の俺の思考パターンはこんな感じ。
『なぜ俺が入ったら全部負けるんだ?』
『なぜ俺はこんなに運が悪いんだ?』
『なぜスルーしたエントリーチャンスばかり利益方向に伸びるんだ?』
『なぜ俺がチャートを見てない時に相場は動くんだ?』
『なぜこんな時に右手の人差し指が固まっちまうんだ?』
『なぜ俺はこんなに小心者なんだ?』
人間の脳は想像を遥かに超えるくらい優秀だ。
実は俺達の脳(潜在意識)は無意識であっても投げかけた質問に対する答えが見つかるまで、永遠に検索し続けるという特徴がある。
自分の過去の経験や積み上げてきた知識や実績、または自分の価値観や記憶をたどり、質問に対する答えを何が何でも見つけ出そうとする。
まるで永遠にGoogleで検索しているかのように。
現行の売買手法が完成する以前の俺は、何をやっても裏目に出てしまう自分の現実に対し、上手くいく方法ではなく、自分がダメな理由ばかり探していた。
そうすると超高性能な俺の脳(潜在意識)は意識・無意識にかかわらず、俺がダメな理由ばかり探し続けるんだ。
そして脳(潜在意識)が見つけ出した答えはこうだ。
『俺が入ったら全部負けるようになっている』
『俺は運が悪い男だ』
『相場は、俺がスルーしたチャンスばかり利益方向に伸びるものだ』
『俺がチャートを見てない時に相場は動くものだ』
『チャンスの時、俺の右手の人差し指が固まるようになっている』
『俺は小心者だ』
こんな感じで俺がダメな理由ばかりの答えが出てしまう。そしてまた、自分のポジションが裏目に出る度に、脳(潜在意識)が見つけ出した答えが『確信』に変わっていく。
『やっぱり思った通りだ』
『やっぱり俺はダメな男なんだ』
『やっぱり俺は世界一ツイてない男だ』
と。
自分の中で確信してしまうと、本当は単なる思いこみや幻想であったことが俺にとっての真実になってしまったんだ。
そしてその真実の通りになるように、行動してしまう。
実はこの負のスパイラルの原因は、ほんの少しだけ自分の脳(潜在意識)との付き合い方を間違っているだけだ。
ほんの少しだけ自分に対する問いかけの言葉を変えるだけで解消することができるんだ。
俺達の人生は、自分の脳(潜在意識)に対する質問と、そこから得られる回答から成り立っている。
この繰り返しによって人生や人格、運までが形成されていく。
つまり俺達の脳(潜在意識)が導き出した答えによって、俺達の人生が作られている。
あの時の俺は、このことに気付いたんだ。
要するに、自分の脳(潜在意識)にネガティブな質問をするから、ネガティブな答えが返ってくる。
じゃ、自分の脳(潜在意識)にポジティブな質問をすれば、ポジティブな答えが返ってくるんじゃね?
つまり自分に対してこういう質問をするんだ。
『どうすれば含み益を乗せやすいタイミングでエントリーできるだろうか?』
『どうすれば損益比率の高いトレードができるのだろうか?』
『どうすればトレンドに乗ることができるのだろうか?』
『どうすればトレンドの超初動に乗ることができるのだろうか?』
『どうすれば小心者の俺でも自動的にエントリーできるのだろうか?』
『どうすれば指損切りせずに済むのだろうか?』
『どうすればチャートを見れない時でも自動的にエントリーできるのだろうか?』
これらの質問に対し、俺の脳(潜在意識)が導き出した答えから、現行の売買手法、GIANT KILLINGが生まれた。
面白いもんで、飛行機に搭乗して自分の席を探している時に閃いたり、トイレで踏ん張っている時にアイディアが浮かんだり、ベッドに入って眠る寸前に相場の神様からヒントをもらったりした(確かに聞こえたような気がしたんだ)。
こうして俺の売買手法GIANT KILLINGに独特のキレとエッジが出て、俺のトレーダー人生が本当の意味で始まった。
もしも今、アンタが何をやっても裏目の結果ばかり出てしまい、暗黒の底なし沼でもがいているのなら、自分に対する質問の角度を少しだけ変えることをお勧めする。
言葉は『言霊(ことだま)』だ。
自分が吐いた言葉は自分に返ってくるようになっている。まるで天に向かってツバを吐くようなものだ。
アンタ自身に対しては、ポジティブな言葉で質問してごらんよ。『なぜダメなのか?』ではなく、『どうすれば上手くいくのか?』に変えるだけでいい。
つい先日、最近受講したばかりの俺のコンサル生の一人から、何もかもが裏目に出てしまうと相談された。
ルール通りに合致したキレイなチャートを見ると、何故か損切りになりそうような気がしてエントリーできないという。
そして、ルール通りにエントリーしていれば爆益を得ることができたはずの相場を横目にし、イラついて優位性のない場所でエントリーしてしまうそうだ。
俺が利益を上げたエントリーチャンスには気付いている。ちゃんとルールを理解して、チャンスの形を見つけることができるようになっている。
でも何故か、損切りになりそうな気がしてエントリーできない。
その理由は潜在意識の抵抗を受けているからだ。トラックレコードからエントリーポイントを再現してみると、さほどトレードセンスは悪くない。
ちゃんと思惑方向に伸びていたが、北朝鮮の刈り上げ『ロケットマン』がミサイルを撃ったあおりで潰れたポジションがあった。
俺と同じ場所でエントリーし、紙一重の損切りを喰らっているトレードもあった。たった一発の利食いで全ての損切りを穴埋めし、月間収支をプラスにできるほどの、あともうちょっとの成績だった。
実損よりも機会損失の方が遥かに大きいトレード内容だった。
だから俺は、そのコンサル生にこう言ったんだ。
『じゃ、損切りになると感じたところで逆にエントリーして、何も抵抗を感じない場所はスルーしてごらん。自分の感情と相場観を裏目指標にすればいい。』
それを聞いて、失礼なコンサルタントだと笑ってたよ(爆
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